2018/05/30
野外人工巣塔で成育している雛に足環を装着する研修を実施しました
野外個体には、個体識別するための足環(カラーリング)を装着しています。詳しくは、当パネルホームページ→IPPM-OWSの活動→各部会の活動→活動の実例を参照ください。
IPPM-OWSでは参加組織を対象に5月19日、20日の2日間、足環装着研修を実施しました。研修は知見やノウハウを有している「兵庫県立コウノトリの郷公園」に協力をいただき、兵庫県豊岡市で行いました。
今回の研修は、兵庫県豊岡市周辺以外で初めて野外で繁殖に成功した徳島県をはじめ島根県雲南市、京都府京丹後市のコウノトリ関係者、兵庫県立大学大学院の学生など14名が参加し、1日目は座学、2日目は現地での実地研修を実施しました。実際に高所作業車に乗っていただき、雛の捕獲や足環装着を県立コウノトリの郷公園職員の指導で行っていただきました。
【研修に参加した「とくしま動物園」 古田さんのコメント】
「2日間の研修を受けることで、装着時の疑問や不安を解決することができました。また、高所作業車での作業も経験することで、足環装着の一連の流れを理解することができました。この研修内容については参加できなかったメンバーとも共有し、来年の徳島県鳴門市での足環装着に生かしていきたいと考えます。」